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禁煙と日々の雑記

肺癌6

心肺蘇生を希望するかしないか、結論が出ないまま父の所へ戻ると意識が戻っていた。
医師からの話をザックリと説明し、先ずは肺の炎症を直そうと伝えた。
私の話には小さく頷くだけだったが、話が一通り終わると何か伝えたい事がある様子だった。
耳を近づけると、
「お母さんの事よろしくお願いします」
と掠れた声を絞り出した。
私は父の手を握り頷く事しか出来なかった。
それから意識が戻る事はなく、3日後に父は亡くなった。